中国人が帰化する条件は?
中国人が帰化する条件は?
中国人が日本国籍を取得するためには、帰化申請を行い、法務省による審査に合格する必要があります。
帰化申請には、居住要件、能力要件、素行要件、生計要件、喪失要件、思想要件などがあります。
また、申請には約1年間かかり、中国の出生証明書や婚姻関係証明書など膨大な書類を法務局に提出する必要があります。
帰化申請の際に求められる条件
- ・引き続き日本に5年以上住んでいること
- ・成人であること
- ・犯罪などの過去がなく素行が良いこと
- ・申請者または家族の収入によって日本で生計を立てていけること
- ・帰化によって現在の国籍を喪失することに納得できること
- ・日本政府に暴力で破壊しようとする思想を持っていないこと
帰化申請の際にはこのようなことを求められます。ただしこれは最低限の条件のため、このほかにもさまざまな条件があります。今挙げた項目をすべて守れば必ず帰化できるというわけではないことに注意しましょう。
帰化の際に必要となる書類
帰化の際には多くの書類を提出する必要があります。帰化許可申請書や履歴書、生計の概要を記載した書類、宣誓書、源泉徴収票などがあります。一部をここに記載しますので参考にしてみてください。
- ・帰化許可申請書
- ・履歴書
- ・生計の概要を記載した書類
- ・宣誓書
- ・源泉徴収票
- ・給与証明書
- ・事業の概要を記載した書類
- ・ローンの明細書
- ・在留カード
- ・技能及び資格証明書 など
今挙げているのはほんの一部で、人によって必要なものが変わってくる場合があります。自分がどんな書類が必要なのかは法務局に相談したり専門家に相談したりすると良いでしょう。
中国人が帰化するメリット
帰化申請により日本国籍を取得することで、いくつかのメリットがあります。例えば、選挙権・被選挙権を取得したり警察や役所などの公的機関への就職が可能になったりします。
社会保障面(年金・保険・教育・福祉)で日本人と同じ権利が得られることや、在留資格の更新の必要がなくなることもメリットになるでしょう。
帰化の申請は行政書士に相談しよう
帰化の申請には多くの書類が必要となります。自分はどんな書類が必要なのかを調べて集めたり記入していったりするのは非常に時間がかかります。
もし手続きの際に漏れがあるとそれだけで1か月以上申請にかかる期間が延びてしまうこともあります。そのため、行政書士に依頼してサポートしてもらいながら申請をするのがおすすめです。