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メキシコ人との結婚手続

 

メキシコ人と結婚する場合の手続きとは?ビザ申請のポイントを行政書士が解説

日本とメキシコのどちらで先に婚姻手続きをするべきか

メキシコの結婚可能年齢は男性16歳以上、女性14歳以上です。ただし、18歳未満の場合は両親の同意が必要になります。
日本人とメキシコ人が結婚する場合、婚姻手続きを先に日本で行う方法と、先にメキシコで行う方法があります。日本とメキシコは互いにビザ免除国であるため、どちらの方法でも手続きの難易度はそれほど変わりません(日本人は180日以内、メキシコ人は90日以内ビザなしで相手国に滞在可能)。

 

日本で先に手続きをする場合の手続きの流れ

日本で先に手続きをする場合は、以下のような流れになります。

①メキシコの役所で独身証明書・出生証明書を取得する

日本の婚姻手続きでは、外国人配偶者に対して婚姻要件具備証明書の提出が求められます。この書類は、外国人配偶者が独身であり、結婚可能な状態であることを公的に証明するものです。
しかし、メキシコの大使館では婚姻要件具備証明書は発行されません。そのため、代わりの書類として独身証明書を取得することになります。また、合わせて出生証明書も必要です。この2点の書類はメキシコ本国の役所で発行されます。
独身証明書と出生証明書を取得したら、メキシコ外務省のアポスティーユを付けてもらいます。これは、書類が本国政府の発行した真正のものであることを外務省が証明する、いわば保証書のようなものです。アポスティーユが付いていないと、日本の役所で受け付けてもらえない場合があるので注意が必要です。
なお、出生証明書はこの後のメキシコ側での婚姻手続きや、日本における配偶者ビザ申請の際にも必要になります。必要となる部数を取得しましょう。

メキシコ人配偶者が再婚の場合は?

メキシコ人配偶者が前婚の配偶者と離婚している場合には離婚証明書、死別している場合には死亡証明書がそれぞれ必要になります。これらの書類も本国の役所で取得し、アポスティーユを付けてもらいましょう。

➁書類の日本語訳を用意する

メキシコ本国で取得した書類、アポスティーユ、およびパスポートの顔写真ページの日本語訳を用意する必要があります。翻訳は申請人本人がしたものでかまいません。なお、翻訳した人の氏名などの情報を書類に明記する必要があります。

➂申述書を用意する

申述書とは、「メキシコでは婚姻要件具備証明書が発行されないため、代わりの書類を提出します」という旨を記述した書類のことです。申述書の書式は提出先の役所によって異なるため、どのように書けばよいかは役所と相談してください。

④日本の役所で婚姻手続きをする

書類がそろったら、日本の役所に提出します。提出書類は以下の通りです。
※必要書類は届出先の役所によって異なりますので、事前に問い合わせて確認しましょう。

日本の役所に提出する書類

①婚姻届(窓口で入手)
➁メキシコ人配偶者の独身証明書とその日本語訳
➂メキシコ人配偶者の出生証明書とその日本語訳
④メキシコ人配偶者のパスポートとその日本語訳
⑤日本人の本人確認書類
⑥申述書

⑤婚姻が記載された戸籍謄本を取得する

婚姻届が受理されたら、婚姻届受理証明書と、婚姻が記載された戸籍謄本を役所で取得します。書類には日本の外務省のアポスティーユを付けてもらいましょう。

⑥認定翻訳士に書類を翻訳してもらう

書類のスペイン語訳を用意します。日本の役所に提出する書類の場合は翻訳を申請人本人がやっても問題ないのですが、メキシコの場合は本人では認められません。メキシコの認定翻訳士に依頼する必要があります。

⑦メキシコの役所で手続きをする

書類がそろったら、メキシコの登録事務所(Registro Civil)で婚姻登録をします。日本人の戸籍謄本のほか、メキシコ人の出生証明書、身分証明書なども必要になります。
※必要書類は届出先の登録事務所によって異なりますので、事前に問い合わせて確認しましょう。

 

メキシコで先に手続きをする場合の手続きの流れ

メキシコで先に手続きをする場合は、以下のような流れになります。

①日本の役所で必要書類を取得する

日本の役所で戸籍謄本を取得し、日本の外務省のアポスティーユを付けてもらいます。また、婚姻具備証明書が必要な場合は、駐メキシコ日本大使館で取得します。

➁認定翻訳士に書類を翻訳してもらう

メキシコの認定翻訳士に依頼し、必要書類のスペイン語訳を用意します。

➂メキシコの役所で必要書類を取得する

メキシコの役所で、メキシコ人の出生証明書などの必要書類を取得します。血液検査報告書の提出が必要な場合は、指定された病院で血液検査を受けてください。
なお、出生証明書はこの後の日本側での婚姻手続きや、日本における配偶者ビザ申請の際にも必要になります。必要となる部数を取得しましょう。

④婚姻の登録をする

メキシコの登録事務所で婚姻登録をします。登録がすんだら、婚姻登録証明書を発行してもらい、メキシコ外務省のアポスティーユを付けてもらいます。

⑤書類の日本語訳を用意する

メキシコ本国で取得した書類、およびパスポートの顔写真ページの日本語訳を用意します。翻訳は申請人本人がしたものでかまいません。

⑥日本の役所で手続きをする

婚姻成立から3カ月以内に、駐メキシコ日本大使館または日本の市区町村の役所に婚姻届を提出します。婚姻登録証明書、メキシコ人の出生証明書の提出も必要になります。

 

配偶者ビザ申請のための必要書類

無事に婚姻が成立しても、それだけでメキシコ人配偶者が日本に住めるようになるわけではありません。もし夫婦で日本に住みたい場合は、配偶者ビザの取得(在留資格の認定・変更)が必要になります。
相手をこれから日本に呼ぶ場合は、在留資格「日本人の配偶者等」の認定を出入国管理局に申請します。また、相手がすでに中長期の在留資格を持って日本に滞在している場合は、現在の在留資格を「日本人の配偶者等」に変更する必要があります。
配偶者ビザの申請の際には、婚姻登録証明書や戸籍謄本のほか、日本での滞在費用を証明する資料、夫婦間の交流が確認できる資料、身元保証書などさまざまな必要書類の提出が求められます。

 

行政書士がサポートできること

配偶者ビザの申請にあたっては、しっかり審査のポイントを押さえて、申請することが重要です。配偶者ビザの審査は、偽装結婚防止等の観点から年々厳しくなっている印象を受けます。ですので、配偶者ビザ申請にご不安な点があれば、まずはビザ申請に関して専門性の高い行政書士にご相談することを推奨いたします。

 

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無料相談

 

配偶者ビザの申請にあたっては、しっかり審査のポイントを押さえて、申請することが重要です。配偶者ビザの審査は、偽装結婚防止等の観点から年々厳しくなっている印象を受けます。ですので、配偶者ビザ申請にご不安な点があれば、まずはビザ申請に関して専門性の高い行政書士にご相談することを推奨いたします。

行政書士法人タッチでは、無料相談にてお客様一人一人のご状況を伺い、配偶者ビザ取得に向けて最適な方法を選択させて頂きます。

無料相談のご予約方法は当法人に①お電話でのお申込み・②お問い合わせフォームから承っております。配偶者ビザに関するご不安やお悩みをサポートさせて頂きますので、まずはお気軽にお問い合わせ下さい。

湯田 一輝

この記事の監修者

行政書士法人タッチ 代表行政書士

湯田 一輝

2018年8月 ビザ申請・帰化申請専門の「ゆだ行政書士事務所」設立
2022年4月 個人事務所を行政書士法人化「行政書士法人タッチ」
専門分野:外国人在留資格、帰化申請
外国人ビザ関係を専門とし、年間1000件以上の相談に対応

【セミナー実績】
国際行政書士養成講座、公益財団法人戸田市国際交流会、埼玉県日本語ネットワーク、行政書士TOP10%クラブ、行政書士向け就労ビザ講習会など多数

【運営サイト】
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